検索エンジン対策
検索エンジン対策を充実させる
検索エンジン対策のノウハウは様々なものがありますが、やり過ぎはかえってランクを落とすことがあります。テクニックに頼り過ぎないように気をつける必要があります。
フレンドリーURL設定で運用する
近年の検索エンジンは精度が高いため、動的URLであるという理由だけでインデックスに不利になることはありませんが、見た目の分かりやすさは「クリックしやすさ」につながります。クリックされやすいURLがネットに浸透することにより、大局的には検索エンジンとの相性も向上します。
canonical属性を設定する
ページごとにcanonical属性を設定し、検索エンジンに渡すURLを確定します。
<link rel="canonical" href="[(site_url)][~[*id*]~]" />
上記のように記述します。トップページにもパスが付加されますが実用的には問題ありません。気になる場合はスニペット化してsite_startで処理を切り分けましょう。
if($modx->documentIdentifier==$modx->config['site_start'])
{
return '[(site_url)]';
}
else return '[(site_url)][~[*id*]~]';
▲トップページ分岐のスニペットの例
title要素の工夫
<title>[*pagetitle*]|[(site_url)]</title>
上記のように、ページ名・サイト名の順に出力するとよいでしょう。
metaタグのdescription属性を積極的に使う
<meta name="description" content="[*description*]" />
検索エンジン対策として最も効果が高いと言われる方法。上記のように記述します。分かりやすく好感を持てる印象的な説明文を書くことで「クリックされやすさ」を高めることができます。
リンク切れをなくす
モジュール「Error 404 Logger」を用いるとリンク切れを効率よく管理できます。サイト内リンクを張る場合は、URLを直接張るのではなくリンクタグを記述すると、サイト構成の変更に伴うリンク切れを防ぐことができます。
サイトマッププロトコルへの対応
検索エンジンに渡すためのサイトマップを作成し、検索エンジンに送信します。sitemapスニペットを利用すると手軽に作成できます。
http://www.google.com/webmasters/tools/ping?sitemap=http://example.com/sitemap.xml
上記のように送信することもできます。
RSSフィードを出力する
新着情報やブログを管理する場合は、RSSフィードの設置が効果的です。Dittoなどを用いて実装できます。この場合、設置リソースのコンテントタイプはapplication/rss+xmlを選択するとよいでしょう。
サイト内リンクを充実させる
Wayfinder・TopicPath・Dittoなどを用いて、サイト内リンクを(過剰にならない程度に)適切に張り巡らせます。記事本体のほうが小さくならないように気をつけてください。
Another HTML-lintサービスなどを利用し、html構成を整理しましょう。
投稿画面をカスタマイズする
投稿画面をカスタマイズできます。検索エンジン対策に必要な情報を整理しましょう。
サイトパフォーマンスを調整する
近年の検索エンジンはサイトの出力レスポンスを重視していると言われています。外部のJavaScriptファイルやCSSファイルはできるだけ連結・圧縮し、読み込む順番(CSSが先・JavaScriptが後)にも配慮するとよいでしょう。MODXはキャッシュ機能が標準で効果的に機能するため、こういったレベルの精密なチューニングも役に立ちます。
MODXシステム面での注意点としては、たとえばCSS・JavaScriptどちらもMODXのリソースとして管理することができるようになっていますが、一回のアクセスあたりの発行セッションがひとつ増えますので、そのぶんレスポンスが低下することを考慮する必要があります。JavaScript・CSSを動的に制御するためにリソースを使う代わりに、スニペットを利用してhead要素内にインラインで出力するほうがパフォーマンス的には優れています。
1.0.6J-r1で追加されたバイパスキャッシュモードを利用すると、オープンソースCMSとしては世界最速レベルのページ出力が可能になります。
metaタグのkeywords属性を使う
metaタグのkeywords属性を使いたい場合は、[*キーワード*] などとしてテンプレート変数を作りましょう。
大手検索エンジンは、keywords属性は参考にしていないと公言しています。想定キーワードをライバルサイトに知らせてかえって不利になる可能性もありますので、慎重に検討しましょう。
ファーストビューの最適化
ページを開いた第一印象が重要とされます。ユーザが必要とする情報の存在を一瞬で感じられるページ作りに徹しましょう。