MODx 0.9.6.xがMODx Evolution 1.0に変更

最終更新日:2008年7月29日 shortlink:http://modx.jp/?id=12

https://modx.jp/news/evolution/20240804.html
MODX Evolution 1.1.0J 正式版をリリースしました。詳細については上記をご覧ください。

MODx 0.9.6.xがMODx Evolution 1.0となることがフォーラム・公式ブログで発表されました。

フォーラムのトピック「The MODx Evolution: it's a Revolution!」によると、多くの新しい変化とともに、MODxがかなりの目的を達成することを期待しているとのことです。新しい変化としては、以下のものがあげられています。

直訳・意訳を含むものではありますが、公式ブログの内容を翻訳したものも紹介します。

革命のEvolution

MODx 0.9.6.2(現在、リリース候補段階にありますが)は、MODxチームがMODxの独創的なビジョンの集大成と考えていることを示すでしょう。事実、それは本当に私たちの予想をも超えました。私たちの刺激的で面白い4年ちょっとの年月の決算に相当し、過去のコードベースに"MODx Evolution"という新しい名前を付けるきっかけとなりました。

私たちは代わりとなる名前として、"MODx CMS"、"MODx Lite"、"MODx Web"、"MODx Classic"、または"MODx Base"のような名前を検討しました。結局、"Evolution"が、それが何であり、どのように生まれ変わるのかを正確に表しています。

リリースが未定であり、長い間、議論されていた"0.9.7"もこの名称変更に加わります。その再構成とコードの書き直しから、相応しい名前は"MODx Revolution"となります。(私たちは、"MODx CMF"、"MODx App"、"MODx Pro"などのような名前も同様に検討しました。)

結果として、私たちはこれらの名前が正しかったと感じていて、チームとして興奮しています。新しい名前は、すぐに新しいロゴやリソース、サイトの構成、ウェブサイトのデザインなどに添えられるでしょう。これらとともに、私たちは、MODxを始める人々を援助する際により良い仕事を行えること、また、より良いMODx文化を助長することを願っています。

"1.0"をリリースする(しなければならない)時期です

プロジェクトを改名することは2、3の目的にかないます。

最初に、単に私たちが"1.0"をリリースしないことを根拠に、"製品"として相応しくない(not production-worthy)、という固定観念を持たれることを解消します。私たちの場合、バージョン番号は純粋に任意のものであって、MODxの開発やテストの量との関連性は全くなかったのですが、"魔法のマイルストーン"(magic milestone)を打ち立てない理由は全くありません(訳注: magic mileston = そういった固定観念を払拭するための"1.0"という魅力的なマイルストーン、という意味合いと思われます)。

二つ目に、明確に区別された状態で、私たちがそれぞれのコードベースプロジェクト(コア、アドオンなど)を分別、維持管理するためのきっかけとなります。

MODx Evolution(0.9.6.xです。忘れていませんか?)のコードベースはそこら中にあり、当分の間は支持されるでしょう。何十万ものダウンロードがあり(その上で、どれほど多くのウェブサイトが稼働しているかはわかりませんが)、ウェブサイトのオーナーに、彼らが幽霊船(ghost ship)に乗っているわけではないということを知らせるために、私たちはセキュリティ(安心・安全)を提供するように心がけます。MODx Evolution 1.0として知られることになるであろう最初のリリースをする時期です。

革命(Revolution)万歳!

7月14日(偶然にもフランス革命記念日)に、MODxチームは名前を決定しました。MODx Revolutionのコードベースは、よりシリアスな(重大性の高い)サイトのために非常に改善され、保守性が高く、スケーラブル(拡張性に優れている)なので、私たちは、その名前が今後のMODxを適切に表していると感じました。

過去のリリースがフレームワークとして十分な性能を持っているのと同時に、MODx Revolutionで可能なことや、可能になることと比べると見劣りするでしょう(コードをよく理解している人なら特に)。

革命への参加(Revolutionへの移行)は簡単です

MODx Revolution 2.0のコードベースは100%新しく、ユニークですが、私たちは既存のサイトが最小限の混乱で革命に参加(Revolutionに移行)できることを保証します。移行ツールは、素早く、驚くほどいい具合にあなたのサイトの移行を補助するでしょう。同様に、既存の多くのスニペットにおいて、後方互換性の維持を補助するためにコアクラスの拡張があります。

一例として、数千ページを持つMODxサイト(リポジトリ単体で、各リソースあたり1ページ以上を持つ)は、新しいフォーマットとデータ構造への変換に17秒かかり、20MBのログファイル(そうです、"メガバイト"です。)が生成され、さらに、実装が不十分ないくつかのテストコードのせいで、手動での多少の微調整を必要としました。

もっとも、私たちのサイトは継ぎ接ぎだらけのコード(Frankencode)ですから(0.9.2.1の頃からの全てのリリースに渡って、ボルトで留められている部品と実験でぎっしりです。)、私たちはその結果に非常に満足しています。全てのサイトがとてもスムーズに移行できるでしょうか?おそらく、そうはならないでしょうが、最初の時点で、膨大な努力はかなり軽減され、取り除かれるでしょう。

コアの分離

MODx Revolutionは、コア(API, パーサ, データアクセス, 権限管理など)とアドオン(Ditto, Wayfinder, コンテンツなど)の非常に明確な分離をももたらします。伝統的に、MODxは基本的なコンテンツといくつかのリソースとともに配布されてきました。

MODx Evolutionの今後のリリースでは、Revolutionの用語(lingo)と直接的に関連付けられ(例えば、"リソース"は"エレメント"になります。)、また、はるかに洗練されたコアパッケージが配布されることを目の当たりにするでしょう。

もっとも、心配は無用です。依然、愛しいデモコンテンツは簡単にインストールできます。ずっと多くの"MODxのやり方"で。

変化はより頻繁なリリースをもたらす

配布パッケージにおいて、コアからアドオンを分離することに付随する恩恵として、より頻繁なアップデートが行われるべきです。もう、スニペットの最新版を待ったり、デモコンテンツの修正にかかる時間を心配することはほとんどありません。

人々が最終的にMODx Revolution 2.0のコードベースの導入を選択する際に、よりスリムな配布パッケージ、用語の統一、エレメント(現時点では"リソース")専用のインストーラーは、移行をさらに容易にしてくれるでしょう。

私たちは、MODxの近い将来において、あなた方がこれらを垣間見ること、多くの変化の理由を楽しんでくれることを願っています。また、私たちは、私たちがそうであるように、あなた方がそれらを刺激的に感じてくれることを確信しています。

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  • KAGOYA
  • ASP at AKIHABARA Japan
  • CMS AWARDS 2007 Winner
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