【MODX事例】株式会社 榎マリンプロペラ
- URL
- http://www.enoki.co.jp/
- 制作・開発
- yamamoto
- 制作日数
- 2時間
- この記事の
ショートリンク - http://modx.jp/?id=783
MODX導入についての説明とコメント
9ページ構成の静的HTMLサイトを短時間でCMS化
▲MODXのインポート機能を使って、ホームページビルダーで作られたHTMLデータをそのまま取り込みました。ファイルはShift-JISで書かれていましたが、エンコードとMETAタグのcharset属性は、インポート時に自動的にUTF-8に変換されます。
ページの一部だけを時々修正する程度の運用に便利
▲インポートしたままでも完成状態に近いですが、担当者がページを修正しやすいように、簡単なテンプレート化を行ないました。まず、上記のようなテンプレートを作ります。
▲上記のようにページごとにテンプレートコードを設定します。インポートしたデータをそのまま貼り付けています。
▲編集可能な本文扱いにしたい領域を切り取って、代わりにリソース変数を記述します。切り取った領域は本文入力欄にそのまま貼り付けます。これだけで完成。単純なコピーペーストだけなので簡単です。
▲このように、コンテンツ部分をWYSIWYGで編集できるようになります。投稿画面のスタイルシートを設定して、背景画像などが実際のサイトと同じイメージになるようにしています。
このテンプレート化手順のメリットは、テンプレート設計を意識する必要がないことです。担当者が更新する必要がないページはインポートしたままでよいですし、簡単なコピー・ペースト作業だけでサイトのCMS化が完了します。
また、編集対象にしたい領域をページごとに自由に設定できる点も便利です。デザイン管理をきっちり行なう必要がないサイトなら、この方法は分かりやすく合理的。「既存のページを簡単に修正できるようにしたい。ページを新しく追加することはないので、サイト全体の管理機能は不要」という要望なので、定番スニペットであるDittoやWayfinderを今回は使っていません。
▲スプラッシュページの投稿画面のスタイルシートは、実際のスプラッシュページと同じように背景色をピンク色にしています。
▲サイト構成はツリーで分かりやすく見渡せるため安心です。
このくらいの規模のサイトなら全ページの表示確認もすぐ終わるので、一日あればMODX化できます。ページごとにデザインが異なる複雑なサイトでも大丈夫です。
CMSとは思えないような軽快表示!
キャッシュの設定をバイパスモードに設定し、静的HTMLページに匹敵する表示スピードを実現。
オープンソースCMSとしては世界最軽量レベルのレスポンスです。
いざという時にも安心
▲万が一の事故に備え、データのバックアップはSQLデータとエクスポートファイル(静的HTMLファイル)の両方を確保しています。よほどのことでなければSQLデータから復旧できますが、いざとなればエクスポートファイルをそのまま転送し、暫定的な復旧を瞬時に行なえるため安心です。
問い合わせフォームの設置も簡単
問い合わせフォームはeFormを使って設置しました。既存のフォームコードに少し手を加えるだけで簡単に設置できます。システム独自のコードを使わずにすむという点において、MODXはとても徹底しており扱いやすいです。