【MODX事例】関西ラボねっと

URL
http://kansai-kousetsushi.jp/
制作・開発
オビタスター株式会社
この記事の
ショートリンク
http://modx.jp/?id=891

MODX導入についての説明とコメント

セキュリティ面やアクセシビリティなどにおいて厳しい条件を要求される公的機関事例です。関西広域連合域内の工業系公設試験研究機関(以下公設試)のポータルサイトをMODX Evolution(以下MODX)で構築しました。

オーサリングツールとしてのMODX活用

システムは公開領域に置かず、MODXのエクスポート機能で静的htmlファイルを自動的に生成し、rsyncにより公開領域に転送します。サイトの更新管理は外部からアクセスできない安全領域で行ないます。公開領域はPHPやPerlなどの動的制御モジュールを組み込まず、FTP権限もないため、セキュリティ面において非常に強固です。

この種の運用は従来はMovableTypeが得意とするものでしたが、MODXでも優れた構築が可能です。複雑な構造の静的サイトを簡単に構築できます。

公開領域は静的htmlファイルで構成されていますが、検索部分の動的生成や、RSS取得表示などは自動的に更新される仕組みとなっております。MODXのエクスポート機能は管理画面を用いず、関数を通じて処理をバッチ化し、自動的・定期的なcron実行により、サイト全体の一括エクスポートと公開領域への複製を同時に行います。

更新間隔は60秒。実際は数日に一度しか更新されないこともありますが、サーバ屋としての技術力を活かした余裕の実装となっています。

お知らせ記事は通常の投稿操作以外に、各公設試サイトが提供しているRSSフィードから情報を取得して自動的に合成できるようにしています。タイトルをクリックすると、各公設試サイトの該当ページを直接開きます。RSS連動型のコンテンツは通常はRSSパーサを用いて自動展開を行なうことが多いですが、当案件ではリソースとして実際に投稿しますので、後から必要に応じて任意に変更を加えることができます。

管理画面の操作性を分かりやすくカスタマイズ

権限を各公設試・事務局・総合管理者の3つに分けて、それぞれが担当する領域のみを編集・変更できるようにしています。

投稿担当者のアカウントでログインした場合は、シンプルな管理画面を表示します。MODXの特長であるリソースツリーも表示されません。これなら迷わず操作できます。

投稿画面の入力フィールド構成も分かりやすく整理しました。

投稿画面は、実際のサイトのイメージに近い状態でコンテンツを編集できます。マニュアルも用意しましたが、基本的には画面を見るだけで操作を理解できるように工夫しています。

最小限の操作で画像貼り付けや文書ファイルの添付を行なうことができます。

画像を選択すると同時に投稿画面への貼り付けを完了します。他に必要な操作はありません。画像の横幅は適切なサイズに縮小され、ファイル名に全角文字などが使われている場合は半角英数のみのクリーンなファイル名に自動的に変更します。アップロード先を指定する必要もありません。

PDF・Word・Excelなどの文書ファイルもワンタッチで添付できます。ファイル選択と同時にアイコン付きのリンク文字列を生成するところまで自動的に行います。ファイルサイズも自動的に挿入します。

Youtube動画も簡単に貼り付けられます。TinyMCE標準の動画貼り付け機能と違い、投稿画面内で動画をプレビューできるため分かりやすいです。

動画のURLを貼り付けて挿入ボタンをクリックするだけです。

アクセシビリティの高いサイト作り

利用者の環境を選ばないサイト作りを目指し、IPv4/IPv6デュアルスタックでの提供を行っております。管理画面操作も問題ありません。

デザイン面は、利用者の環境を選ばない作りに特化し、アクセシビリティ規格JIS X 8341-3:2010に基づいて念入りにチェックし、関西の行政機関サイトとしては現時点では数少ない等級Aを満たすサイトを構築しました。MODXはシステムが出力するHTMLコードがほとんどないため、本体の改造を行なうことなくチューニングに専念することができます。

読み上げソフトにも対応し、タブキーでの移動など、誰でもサイトをスムーズに利用できる作りにしています。またスマートフォンにも対応した作りになっております。

他にも様々な工夫を盛り込みました。オープンソースCMSの活用は経験豊富なオビタスターにお任せください。

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  • KAGOYA
  • ASP at AKIHABARA Japan
  • CMS AWARDS 2007 Winner
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