【重要】MODX Evolution 1.0.5J-r11~1.0.10J-r2 に無認証でファイルブラウザにアクセスできる脆弱性
2013年8月5日 00時53分 shortlink:http://modx.jp/?id=928
以下のバージョンのMODXについて無認証でファイルブラウザにアクセスできる脆弱性が存在します。
- MODX Evolution1.0.5J-r11 ~ 1.0.10J-r2
※現時点の最新版になる MODX Evolution 1.0.10J-r3 では脆弱性修正済
脆弱性の影響
この脆弱性を利用すると無認証でファイルブラウザにアクセスする事ができ、ファイルブラウザでアクセスできる範囲で以下の操作を行う事ができます。
- ファイル名の変更/名前変更
- ディレクトリの作成/削除/名前変更
なお、ファイルのアップロードを行う事はできません。またアクセスできる範囲はファイルブラウザでアクセス可能な範囲に限定されるため、MODXの設定ファイル等にはアクセスできません。
想定される被害としてはファイルブラウザを利用してアップロードした画像やPDFファイルに対して削除/名前変更を行われリンク切れを起こしたり、Web上にアップロードはしたもののまだ公開前の画像を閲覧されます。
対応方法
脆弱性を修正した MODX Evolution 1.0.10J-r3 以上にバージョンアップするか、以下のパッチを適用してください。
http://code.google.com/p/modx-ja/downloads/detail?name=patch_mcpuk.zip
詳しくはパッチファイル内のreadme.txtを参照してください。
暫定対応
諸事情によりMODXのバージョンアップ/パッチ適用が直ぐに行えない場合、以下のファイルを削除(もしくはリネーム)する事により、脆弱性を回避する事ができます。
manager/media/browser/mcpuk/connectors/php/config.php
ただし、副作用としてファイルブラウザが機能しなくなります。