MODX Evolution 1.0.5J-r11をリリースしました

2012年2月13日 19時00分 shortlink:http://modx.jp/?id=805

今回より日本語URLを扱えます。エラー発生時の通知メール自動送信・詳細なログの生成など、運用監視に関係する改善も行ないました。全体の動作を少し軽量化。また、しばらく同梱をとりやめていたBreadcrumbsスニペットに代わって、TopicPathスニペットを新しく同梱しました。

▲ログイン画面カスタマイズ例

手軽にログイン画面をカスタマイズできるように、カスタマイズコードをチャンクとして同梱しました。

MODX Evolution 1.0.5J Revision11 ダウンロード
http://code.google.com/p/modx-ja/downloads/detail?name=modx-1.0.5J-r11.zip

アップデートの手順

https://modx.jp/docs/update.html

上記を参照してください。
※今回はmanagerフォルダのみのアップデートはできません。必ずインストーラを用いてconfig.inc.phpを更新してください。

注意事項

アップデート時に一時的にサイトの表示がエラーになる可能性があります

サイトの稼働を止めずにアップデートできるのがMODXの利点のひとつですが、今回はアップデート作業時に一時的にエラー状態になる可能性があります。速やかにinstall/ディレクトリにアクセスし、アップデートを行なってください。今回はインストーラを使ってconfig.inc.phpを更新する必要があるため、managerフォルダの上書きのみによるアップデートはできません。

AjaxSearch・Jotが使えない可能性があります

処理の流れが変わった影響で、AjaxSearch・Jotが使えなくなる可能性があります。両スニペットの対応を近日中に行ないますので、必要な場合はしばらくお待ちください。ファイルをひとつ差し替えるだけの対応になると思います。

※2月14日追記
http://code.google.com/p/modx-ja/downloads/detail?name=index-ajax.zip
AjaxSearch・Jot用のパッチ用意できました。上記ファイルをMODX設置ディレクトリにコピーしてください。次回からは同梱します。

ManagerManagerのmm_set_clear_cacheルールについて

mm_set_clear_cacheルールは今回のバージョンより削除されました。代替として、より汎用的に利用することができる mm_ddSetFieldValueルールを使うことができます。

 .htaccessの更新について

今回より.htaccessの記述内容が変わりましたが、従来の.htaccessのままでも使えます。.htaccessを更新するとパフォーマンスを多少改善できる可能性がありますが、すでに細かいカスタマイズを加えている場合はそのまま使用することをおすすめします。

Etomite_dbFunctionsを整理

Etomite用スニペットをMODXで使うために必要なEtomite_dbFunctions関数一式を整理(削除)しました。国内のほとんどのMODXユーザには影響ありません。MODXはEtomiteの代替CMSとして開発が始まった経緯があるためこれらの関数が残されていましたが、現在では動作確認を行なうこともほとんどなくなっています。

http://code.google.com/p/modx-ja/downloads/detail?name=Etomite_dbFunctions.zip
Etomiteのスニペットを使う必要がある場合は、関数群を上記から入手してdocumentParser.inc.php内に組み込んでください。実際には、これらの関数群がなくても動作するスニペットもあり、逆に、あっても動作しないものもあります。MODXネイティブの処理に置き換えるほうが簡単なこともありますので、必要な場合はご相談ください。

ウェブリンクの作成・更新ができない(※リリース後の追記)

管理画面内では更新できていますが、ページにウェブリンクが表示されません。キャッシュ更新時のバグで、管理画面の「サイトをリフレッシュ」を実行すると正常に反映されます。近日中にパッチを配布します。

QuickManagerの「サブリソースを追加する」でページを追加するとNot foundになる(※リリース後の追記)

追加したリソースのエイリアス情報を更新しないため、その場ではNot foundになります。実際にはページは正常に追加されていますので、そのまま何もする必要はありません。近日中にパッチを配布します。

変更内容

不具合修正

新機能・新仕様

改善

不具合報告・改善要望について

フォーラムまたは問い合わせフォームを通じてご連絡ください。

主な改善内容

▲管理画面カスタマイズコードを読み込むための簡単なプラグインを追加しました。上記画像はカスタマイズ例です。

▲プラグインを無効にしてページ及び管理画面にアクセスするためのセーフモードを実装しました。管理画面に関しては、manager/index.php内に上記のような記述があるので、行頭のコメントマーク(スラッシュ2つ)を外します。
( // $modx->safeMode = true;)

▲セーフモードを有効にすると、システムデフォルトのログイン画面が表示されます。

manager/media/style/MODxCarbon/manager/
システムデフォルトのログイン画面のひな型コードは上記ディレクトリに配置されています。HTMLとプレースホルダだけで記述されているので、これを参考に独自のログイン画面を作るとよいでしょう。

▲TinyMCEプラグインにオプションを2つ追加しました。

▲スキンを変更できます。

サードパーティ製スキンを利用することもできます。

http://www.cirkuit.net/projects/tinymce/cirkuitSkin/
上記から「Cirkuit TinyMCE Skin」をダウンロードします。

▲アーカイブを解凍し、TinyMCEのskinsディレクトリにコピーします。
(assets/plugins/tinymce/jscripts/tiny_mce/themes/advanced/skins/ )

▲グローバル設定でフォルダが検出されるので、選択します。

▲スキンを変更しました。

▲WordPress用のスキンを利用することもできます(※画像のパスなどCSSを一部書き換える必要があります)

▲日本語URLを使えるようになりました。

▲日本語URLでアクセスできます。URL文字列はURLエンコード処理されるため、日本語以外にも、「 + 」などURLとしては特別な意味を持つ文字を扱うことができます。

▲イベントエラー発生時にメールで自動通知できるようになりました。

▲[(site_url)]をグローバル設定で固定できるようになりました。複数のホスト名でアクセスできる場合、従来の仕様ではURLが揃わない状態でキャッシュが生成される問題がありました。

▲ログイン画面のCaptcha画像まわりのデザインを改善しました。

▲SQL文を直接記述してリストアを実行できるようになりました。上記画像のように、リストア目的以外に利用することもできます。

▲SELECT文を処理することもできます。

WebMatrix版について

すでにパッケージ登録申請済みですので、近日中に公開されます。

その他

気付いた点があればフォーラムまたは問い合わせフォームからフィードバックをお願いします。フォーラムやブログ、Twitterなどで寄せられた要望はこまめに拾って対応しておりますので、気軽に要望いただければ反映に努めたいと思います。

継続的にスポンサーを募集しており、ご支援に応じて、活動が安定します。近年の活動の充実も、各方面からのご支援によるものです。具体的な条件については個別に相談させてください。

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