MODX Evolution 1.0.5J-r6をリリースしました
2011年8月31日 18時00分 shortlink:http://modx.jp/?id=566
定期的にログを整理する機能を追加しました。
■MODX Evolution 1.0.5J Revision6 ダウンロード
http://code.google.com/p/modx-ja/downloads/detail?name=modx-1.0.5J-r6.zip
注意事項
ログを定期的に整理する機能が加わりました
ログを定期的に整理する機能が加わりました。最新から数えて1000件前後まで保存されるため、通常の運用では問題ありませんが、長期に渡って大量のログを管理する必要がある場合は注意してください。
変更内容
不具合修正
- エクスポート機能 - 非公開に設定しているコンテナを書き出さないように修正
- エクスポート機能 - エイリアスを設定していないリソースの処理に失敗し、いったん書き出したページを誤って削除してしまう不具合を修正
- サンプルコンテンツのリソースごとのキャッシュ制御の設定を修正
- pub_date・unpub_dateにイレギュラーな値を入力した時のエラーを修正
- ManagerManager - accessdeniedウィジェットで警告アイコンが表示されないケースがあるため修正
改善
- リストア機能を用いてリストアを実行する時、正常にリストアできた時はメッセージを出すように改善
- 編集操作ロックを定期的に解除するremove_locksメソッドを追加
- 管理操作ログ(manager_log)の書き込みをDBAPIを用いる方法に変更
- 定期的に管理操作ログを整理するpurge_manager_logメソッドを追加
- イベントログの書き込みをDBAPIを用いる方法に変更
- 定期的にイベントログを整理するpurge_event_logメソッドを追加
- save_content.processor.php コード整形
- managerディレクトリのIfModule文をコメントアウト
- 日本語言語ファイルの各エントリー末尾の不要な空白を削除
- エイリアス文字列を半角英数に変換する処理を廃止し、urlencode処理を通すように改善
- 投稿画面のメニューオーダーの入力桁数を5桁に拡張
- TinyMCEを3.4.4にアップデート
不具合報告・改善要望について
アップデートの手順
https://modx.jp/docs/update.html
上記を参照してください。アップデートを始める前に必ずデータベースのバックアップをとりましょう。拡張機能をアップデートする必要がない場合は、assetsフォルダを転送しないように気をつけてください。assetsフォルダを転送した場合、拡張機能もインストーラを通じてアップデートする必要があります。
スクリーンショット
▲公開開始日時または公開終了日時にイレギュラーな値を入力します
▲上記のようなエラーが表示されます。元の入力画面に戻すように修正しました。
▲リストア実行時にメッセージを表示するようにしました
▲WIkiPediaやWordPressでは、上記のように日本語URLを用いることができます
▲実際には上記のようにURLエンコードが施されています。日本語として表示されるのはブラウザ側の処理によるものです
▲MODXではエイリアスとして日本語を設定できませんでしたが、入力できるようにしました。transAliasプラグインをインストールしている場合は解除する必要があります。入力された日本語はそのまま記録せず、URLエンコードを通します。
まだ現時点ではサーバによってはそのままでは日本語URLを用いることはできませんので、ご注意ください。mod_rewriteによるURL変換を通じて文字列を受け取る場合、mod_rewrite自体がデコードしてしまうことがあるからです。近い将来、WikiPediaやWordPressと同等のアプローチの採用を検討しますが、もしうまくいかない場合は、現時点ではプラグインで補うことができます
▲サブディレクトリにMODXをインストールした場合、ManagerManagerのaccessdeniedウィジェットで警告アイコンが表示されないため修正
▲複数人でMODXサイトを運用する場合、よく見かける「xxxさんが編集中です」のダイアログ。編集作業の衝突による上書き事故を防ぐための機能ですが、保存ボタンやキャンセルボタンをクリックせずに投稿画面を閉じた場合、いつまでも編集中のまま残ってしまいます。通常は極端に長時間に渡って投稿画面を開きっぱなしにすることはありませんので、24時間たった場合は該当リソースのロックを自動的に解除するようにしました
▲MODXを長期間に渡って運用していると、大量に蓄積されたログがサーバ領域を圧迫することがあります。新しいログから1000件前後を残して、自動的に整理するようにしました。ログを記録するたびに整理を行なうわけではなく、100件ごとに処理を実行します
次回リリースについて
もし不具合などが見つからない場合は、来月はリリースを行ないません。Github移行や1.0.6リリースに向けた本家開発チームとの調整を優先します。
以上、ご意見ありましたらフォーラムまたは問い合わせフォームからフィードバックをお願いします。