MODX Evolution 1.0.5J-r3をリリースしました
2011年4月22日 23時45分 shortlink:http://modx.jp/?id=534
データをリストアできるようになりました。また、管理画面の動作が少し軽くなっています。
■MODX Evolution 1.0.5J Revision3 ダウンロード
http://code.google.com/p/modx-ja/downloads/detail?name=modx-1.0.5J-r3.zip
アップデートする場合はインストーラを用いてください。
注意事項
同梱の拡張機能に関して
UltimateParent・FirstChildRedirect・WebChangePwd・WebSignup・Breadcrumbsを整理しました。
Breadcrumbs は重要な役割を持つスニペットですが、Wayfinderのconfig(breadcrumb)で代用できるように改善したので、サンプルコンテンツではこれを用いています。より詳細なカスタマイズが必要な場合はBreadcrumbsのほうが向いているので、別途にダウンロードしてください。Breadcrumbsは単体で配布するようになりましたが、改善を加えており、カスタマイズがしやすくなっています。
対応エンコードについて
今回のバージョンより、euc-jp日本語ファイルの同梱を廃止しました。
変更内容
不具合修正
- インポート元のデータに[*pagetitle*][*content*][*description*]が含まれる時のイレギュラーを修正
- Dittoのrss.formatの書式(guidの部分)が誤っていたため修正
- 言語ファイルを修正(Shift_JISで運用する場合にエスケープで失敗する問題があるため)
- エクスポート機能の処理の過程で不要なスラッシュがついているため削除
- [#597] mbstring.encoding_translationがOnの場合に日本語を扱えないことがあるため修正
- [#595] ロールの編集画面で「ヘルプページの表示」が常にONになっているため修正
- ManagerManagerを0.3.10にアップデート(mm_moveFieldsToTabコマンドでチェックボックスパーツを移動できない不具合に対応。dev版だが特に問題なし)
改善
- [#601] TinyMCEのパス設定にグローバル設定との連動オプションを追加
- 「MODx」を「MODX」に(とりあえず目立つ部分のみ)
- [#599] ファイルブラウザでのPHP側アップロードエラーのチェック
- jqueryを1.5.2にアップデート
- TinyMCEを3.4.2にアップデート
- ファイルブラウザ呼び出しに関係するソースコードを整形(後日この部分を改良する予定)
- カスタムウィジェット新規作成時の初期値として[+value+]をセット
- エクスポート機能改善(全ページを強制エクスポートするオプションを追加)
- captcha_wordsを変更
- .htaccess内のAddDefaultCharset推奨値をOffに書き換え(エンコードを強力に固定し過ぎるため)
- エクスポート画面のデザイン修正
- export_site.static.php直前のバグを修正
- エクスポート結果の連番が0番から始まるため1番から始まるように修正
- エクスポート機能のfopen関数による処理をfile_get_contents関数に置き換え
- Wayfinderのbreadcrumbコンフィグを改善。&startIdパラメータの指定は意味がないので不要にする
- Dittoのsummaryエクステンダーにhtmlタグを削除するパラメータ(&strip_tags)を追加。当サイトでもすでに使用しています。
- Wayfinderのbreadcrumb-configの出力をBreadcrumbsスニペットと互換にする。これに伴い、Breadcrumbsスニペットを削除
- サンプルコンテンツのBreadcrumbsスニペットをWayfinderと差し替え。普通のパン屑リストならWayfinderで実装できます
- テンプレート変数編集画面をタブ化
- サンプルデータのメニューオーダーがバラバラだったため整理
- インストーラのMODXロゴ画像差し替え
- Wayfinderのconfigをチャンクに書けるようにする。これにより、これまでは複数のtplチャンクを書く必要があったのが、パラメータ値の設定込みで、ひとつのconfigチャンクにまとめることができるようになった
- Breadcrumbsスニペットのテンプレートをチャンクに書けるようにする。ただしBreadcrumbsスニペット自体は今回のバージョンより同梱から外し単体配布とする
- xrayテンプレートCSS改善
- Wayfinderのサンプルコンフィグを整理。スタイルシートの修正・古いタイプのテンプレートを削除など。configパラメータで呼び出すだけで、実用的に使える高度なナビゲーションを簡単に出力できます
- テンプレート変数設定画面のtextareaのスタイルをコードスタイルに
- mm.inc.php 修正
- ツリー操作を軽量化
- バックアップマネージャーにリストア機能を追加
- テンプレート変数のカスタム入力タイプをManagerManagerで正しく処理できないため修正。要素の属性として tvtype="textarea" などと記述してください
- 不要になっているopenCredits関数を削除
- テンプレート編集画面からテンプレート変数を編集できるようにする(※ただし遷移に少し難あり)
- ファイル管理画面のデザインを微調整
- EUC-JP言語ファイル及び関連する設定を整理
- インストール時のDEFAULT CHARSET指定の処理を変更
- Wayfinderのclass属性値の出力を改善 http://dxd8.com/archives/119/
- eFormの送信メールテンプレートの [+postdate+]の値を$modx->todateformat()に
- [#598] ManagerManager稼働時、$_GETでテンプレートを指定できない
- [#596] logEventの不要な引数を削除
- ルート直下でリソースを作る時のデフォルトテンプレートの判定を改善
- .htaccessのエンコード設定例を改善
- ファイル管理画面のテキスト編集領域のスタイル改善(コードスタイル)
- インストーラのコードを整理
- DocManagerの閉じるボタンの遷移先をダッシュボードに変更
- エレメントを整理(UltimateParent・FirstChildRedirect・WebChangePwd・WebSignup・Breadcrumbsを削除)
- csshover3.htc(管理画面のIE対応)を最新版に更新
不具合報告・改善要望について
フォーラムまたは問い合わせフォームを通じてご連絡ください。Twitterやブログもどうぞ。できるだけ拾います。
アップデートの手順
https://modx.jp/docs/update.html
上記を参照してください。アップデートを始める前に必ずデータベースのバックアップをとりましょう。拡張機能をアップデートする必要がない場合は、assetsディレクトリの転送に気をつけてください。assetsディレクトリをまるまる転送した場合、拡張機能もインストーラを通じてアップデートする必要があります。特にQuickManagerは問題が起きることが多く、ログイン時にページが正常に表示されないなどの問題が起きやすいため注意してください。新規インストールの場合は問題ありません。
次回リリースについて
来月のリビジョンアップは開発ベースをGithubに移行する作業のためお休みします。6月中旬までお待ちください。
スクリーンショット
▲リストア機能を実装
MODX はサイトデータのバックアップを管理画面で行なうことができますが、リストア作業はphpMyAdminなどを用いる必要がありました。今回のリストア機能の実装により、サイトの状態を元に戻すなどの作業が手軽に行なえるようになります。
この機能は単純に、テキストファイルに記述されたSQLコマンドを実行する機能を持つものです。なので、サイトのバックアップ用途以外にも用いることができます。
▲なんとなく窮屈なプラグインオプション
▲このようにしました。
▲特にこのような場合。単語単位でラベル名が改行されてますが・・・
▲このように。
▲アップデート直後はこのようになっていることがあります。このフォームパーツはJavaScriptを用いてレンダリングしているため、ブラウザによってはウィンドウをリロードしたくらいではキャッシュが更新されないことがあります。キャッシュを削除するか、ブラウザを再起動すると表示を更新できます
以上、ご意見ありましたらフォーラムまたは問い合わせフォームからフィードバックをお願いします。
来月より、開発ベースをGithubに移行します。開発に参加したい人は気軽にプルリクエストをお願いします。