MODX Evolution 1.0.21J をリリースしました
2018年12月31日 20時00分 shortlink:http://modx.jp/?id=1066
MODX Evolution 1.0.21Jをリリースしました。PHP7.2で動作するように修正を行ないました。
ダウンロード
https://modx.jp/download/download_evo.html
上記からダウンロードしてください。
アップデートの手順
https://modx.jp/docs/update.html
上記を参照してください。
変更内容
新しいAPI
- $modx->config['recent_update'] - サイトの更新日時を取得
- $modx->input_get() - $_GETの値を取得するアクセサ
- $modx->input_post() - $_POSTの値を取得するアクセサ
- $modx->input_cookie() - $_COOKIEの値を取得するアクセサ
- $modx->input_any() - $_REQUESTの値を取得するアクセサ
- $modx->session_var() - $_SESSIONの値を取得するアクセサ
改善
- PHP7.2対応
- アップデート時のメッセージを改善(config.inc.phpのパーミッション)
- $modx->genTokenString()で生成される文字列がさらにランダムになるよう調整
- トークンチェック処理を改善(POSTまたはGETでトークンを受け取った時に自動処理)
修正
- テンプレート変数が設定されたテンプレートでのエディタ切り替え時のエラー対策
- キャッシュクリア時に「. 」で始まるディレクトリを認識できない問題を修正
- CDATAセクションを誤って検出していたため修正
- 拡張子jpegのファイルをアップロードするとエラーになるため修正
- 非公開リソースが閲覧可能になることがあるため修正
- $modx->config['legacy_cache']の設定を有効にしても古いスニペットが動作しないため修正
更新
- Update - TinyMCE 3.5.12
トピックス
PHP7.2に対応
PHP7.2に対応しました。12月6日にリリースされたばかりのPHP7.3に関しては次のリリースで検証を行ないます。今回の1.0.21JはPHP7.3でもほぼ問題なく動作する想定ですが、もし何か問題があれば問い合わせフォームやフォーラムでご連絡ください。(問い合わせフォーム推奨)
新Config [(recent_update)]
新しいセッティング変数として$modx->config['recent_update'] を追加しました。この値はMODXにとっては前身のEtomiteの時代から重要なもので、キャッシュ出し分けの判定に用いられています。この値をAPIとして提供します。
テンプレートワークで使うケースはあまりないと思いますが、
[(recent_update:dateFormat(Y年m月d日 H時i分s秒))]
と書けばサイトの更新日時を表示できます。
今後の開発方針について
前回アナウンスと同様、MODX Evolution日本版は今後も開発を継続します。バージョンは1.0.xベースで推移し、xの番号が上限を定めず増加します。将来的には開発の主軸をEvolution CMSに移行する方向で調整を進めています。
これとは別に、MODX Evolutionのパースエンジンの考え方を継承した新しいCMSを新規開発することを検討しています。いくつか理由があってMODXからのアップグレードは考慮していませんが(廃止すべき仕様がいくつかあります)、MODXの扱いに習熟していてPHPの読み書きのスキルもあるチームであれば、新規作成で快適にサイトを組み立てられるものを考えています。興味のある方は問い合わせフォームからご連絡ください。
その他
気付いた点があればフォーラムまたは問い合わせフォームからフィードバックをお願いします。開発に参加して自ら機能追加・改善などを行なってみたい方もお気軽にご連絡ください。