MODX Evolution 1.0.14J-r4 をリリースしました
2014年9月5日 20時30分 shortlink:http://modx.jp/?id=1008
MODX Evolution 1.0.14J-r4をリリースしました。今までのバージョンとは異なるパース処理になっています。
ダウンロード
https://modx.jp/download/download_evo.html
上記からダウンロードしてください。
アップデートの手順
https://modx.jp/docs/update.html
上記を参照してください。
変更内容
新機能
- 条件付きGETに対応
- 管理画面「リソースの詳細」と「サブリソース一覧」を分離
- 管理画面リソース一覧にパンくずリストを表示
- 管理画面リソース一覧をルート直下から表示できるようにする
- 新システムイベント「OnManagerNodeRender」
- 新システムイベント「OnManagerNodePrerender」
- 新API - $modx->revision(下書き機能・編集履歴管理・承認ワークフローのベースとなるAPI)
- 新API - $modx->doc(リソースの追加・更新・削除を行なうAPI)
改善
- パーサの処理を改善
- 使用メモリ量を軽減
- 動作速度を向上
- グローバル設定[(friendly_urls)]のデフォルトを1(有効)にする
- ネスト状態のテンプレート編集画面(親テンプレートがある状態)を見やすくする
- TopicPathのリンクOnOff
- サイトがオフラインでもエクスポートできるようにする
- インストール時のSQLエラーの表示を詳細に
- URL正規化プラグインを利用している場合、エクスポートできないことがあるため修正
- エクスポート機能 - 取得失敗時に再取得処理を行なう(3回まで)
- エクスポート機能 - 200件ごとにウェイトをかける(一瞬停止。長い秒数に渡ってサーバに高い負荷をかけ続けることを避ける)
- エクスポート機能 - 1ページ生成ごとの最大待ち時間を30秒から10秒に変更
- グローバル設定の [(error_page)] [(unauthorized_page)] [(errorpage)] の値を空にできるようにする
- Ditto - コア内蔵PHxを使う
- ファイル管理画面のツールバーを調整
- スナップショット機能をプロセッサ化(管理画面に関係なく機能を単体で使えるようにする)
- エクスポート機能の処理時間制限を改善。サーバに依存しない処理時間制限。サーバエラーにせずに設定どおりの時間で処理を中断させる
- 必要な時だけprotect.inc.phpを読み込む
- ユーザ設定 - この日まで休止・この日から休止の順番を入れ替える
- $modx->toDateFormat() 値が空の場合は何も返さないようにする
(※これまでは1970/01/01 09:00:00を返していた)
不具合修正
- 最新のPHP環境で古いMODXをアップデートできないため修正(アップデート元のconfig.inc.phpに記述されているerror_reporting関数がエラーを誘発するため)
- テンプレート複製時に「親テンプレート」のテンプレートID値を複製しないため修正
- メールで送信されるPMが文字化けするため修正
http://forum.modx.jp/viewtopic.php?f=32&t=1433 - 編集画面のリロード時に値をリストアできないことがあるため修正
- チャンクがひとつもない時にエラーになるため修正
トピックス
パーサの処理を改善
- $modx->getTagsFromContent()
- $modx->evalSnippets()
- $modx->phx
- $modx->rewriteUrls()
パーサの処理を改善しました。複雑に入れ子になったタグの記述を正確・高速に処理します。
ただし、もともとイレギュラーな記述でたまたま問題なく動作していた場合や、古い仕様のスニペットやプラグインなどを動作させている場合は、うまくいかないことがあります。PHxプラグインが関係する記述を意図どおりに解釈できない場合は、グローバル設定の「Output Filter」を無効にしてください。
上記の3つのプラグインは、複雑な方法で機能を実現しています。そのため、負荷が高くなったり、他の拡張機能との相性問題を引き起こしたりすることがあります。現在ではこれらの機能の大半をMODX本体が実装しています。
条件付きGETに対応
条件付きGETに対応しました。グローバル設定で有効無効を切り替えることができます。当サイトは条件付きGETが有効な状態で運用しています。
「サブリソースの一覧」を改善
「サブリソースの一覧」と「リソースの詳細」の画面を分離しました。ルート直下のリソースから一覧を表示できるため、リソースツリーを表示しない状態でもリソースの管理操作ができます。
エクスポート機能の処理を改善
エクスポート処理を正確に行えるように処理を整理しました。これまでは、タイムリミットを60秒に設定していても、数分待ってもサーバがフル稼働のまま処理が終わらないことがありました。また、URLの正規化を行なうプラグインをインストールしている場合はエクスポートできないことがありましたが、これを修正しました。
インストーラ改善
インストーラの処理を全体的に整理しました。
その他
気付いた点があればフォーラムまたは問い合わせフォームからフィードバックをお願いします。開発に参加して自ら機能追加・改善などを行なってみたい方もお気軽にご連絡ください。