MODX Evolution 1.0.5J-r2をリリースしました
2011年3月21日 18時00分 shortlink:http://modx.jp/?id=480
MODX Evolution 1.0.5J-r2をリリースします。
前回予告したとおり、当バージョンからeuc-jpベースのインストールを削除しています。すでにeuc-jpで運用している場合は、当面はそのまま引き継いでアップデートできます。もし要望があればeuc-jp対応を再検討します。
同梱の拡張機能からAjaxSearch・SearchHighlight・Jotを削除しました。
■MODX Evolution 1.0.5J Revision2 ダウンロード
http://code.google.com/p/modx-ja/downloads/detail?name=modx-1.0.5J-r2.zip
今回もコア単体のアップデートについて検証を行なってません。アップデートする場合はインストーラを用いてください。
注意事項
同梱の拡張機能に関して
AjaxSearch・SearchHighlight・Jotを整理しました。
対応エンコードについて
今回のバージョンより、インストール時のエンコード選択を廃止しました。データベース側のデフォルト設定がeuc-jpになっていても、utf-8決め打ちでtableをインストールします。これにより、データベース側の設定を変更せずに手軽にMODXをインストールできるようになりました。同じデータベースで他のCMSをeuc-jpで運用している場合でも、影響を与えることなく同居できます。WordPressなどはこの考え方に則っており、ほとんどのレンタルサーバに問題なくインストールできるようになっています。
変更内容
不具合修正
- 管理画面操作でサイトをリフレッシュする時、公開予約が正しく処理されない
- PHP5.3系のタイムゾーンまわりのトラブル回避
- rb_base_urlをドキュメントルートに設定した場合に誤作動を起こすことがあるため修正
改善
- カスタムウィジェットで用いることができるプレースホルダーに [+tvname+] を追加
- インポート機能・Aliasの処理を改善
- インポート機能・metaタグのdescription属性取り込みに対応
- インポート機能・charset取り込みの正規表現を改善
- インポート機能・インポート後のキャッシュ更新処理及び画面遷移を調整
- テンプレート新規作成時に既定値をセット
- 新規インストール時のtable生成をutf8で固定
- インストール時のconfig.inc.phpの生成処理改善
- TinyMCE 3.4 アップデート
- AjaxSearch・SearchHighlight・Jotを削除
- ログイン画面デザイン微調整
- サーバのロケール設定に依存しないようにstrftime関数の改良版を作成($modx->mb_strftime)
- DataGridオブジェクト内のstrftime処理を$modx->mb_strftimeに変更
- $modx->toDateFormatメソッド内のstrftime処理を$modx->mb_strftimeに変更
- 新メソッド$modx->mb_strftimeの処理をDitto内に内蔵
- サンプルデータのインストール処理をmysql_set_charset対応
- テンプレート変数の入力タイプに「DateOnly」を追加。従来の「Date」は「DateTime」に名称変更
- サンプルデータ調整
- xrayテンプレート調整
不具合報告・改善要望について
アップデートの手順
https://modx.jp/docs/update.html
上記を参照してください。アップデートを始める前に必ずデータベースのバックアップをとりましょう。
次回リリースについて
次回のリビジョンアップは4月中旬を予定しています。
スクリーンショット
▲サンプルサイトの「ミニブログ」を「新着情報」に変更
▲サーバのロケール設定に由来するstrftime関数の文字化けを解消。上記画像のように「午前・午後」などが化けることがありました
▲テンプレート変数の入力タイプに「DateOnly」を追加
▲上記のように、日付だけをセットすることができます
▲テンプレート新規作成時にデフォルトテキストをセット。不要なら削除してください
その他の特色としては、同梱TinyMCEのメジャーアップデートが挙げられます。同じ文字列を何度も装飾を重ねるとspanタグが入れ子状に増えていく問題がありましたが、エンジンの改良により解決されています。
また、サイトのインポート機能の精度を細かく調整しています。
次回リリースについて
同梱の拡張機能について
ManagerManagerやQuickManagerなど、プラグインはアップデート時の上書き事故を特に起こしやすいため、何らかの形で整理を検討中です。今回削除したAjaxSearchやJotと違い、これらのプラグインは通常利用される可能性が高いため、慎重に検討します。
初期値の見直しについて
ロール設定の「投稿者」「編集者」など、サンプル的にインストールされる初期値の見直しを検討します。
以上、ご意見ありましたらフォーラムまたは問い合わせフォームからフィードバックをお願いします。